とんちむ日記

RubyとJavaScriptと猫が好きです

Webエンジニアになって4年経った。あと最近転職したよ

いやーまだ四年かーという気もするし、もう四年かーという気もする今日この頃。

多分この記事は推敲あんまりしないし、そもそも文章力がたいしてないので、いつも通りのよくわからん頭悪そうな記事になるかもしれませんが、まぁてきとーに読んでいただけたら嬉しいです。

そう、タイトルの通りWebエンジニアになってから四年経ちました。でも年齢はあれです三十路です。

こういう言い方は「ヘタレだから許してねー」って自分で予防線貼ってる感がすごいあって個人的にはあんまり好きじゃないんですが、いわゆる「未経験からエンジニア」っていうやつです。(と、いいつつ会社の自己紹介に書いた気がする・・)

あと、文系出身ですけどそれで「文系エンジニア」って言うのも好きじゃないです。文系エンジニアってわざわざ自称する人たちが「文系だから英語のドキュメントをスラスラ読めるぜ!」ってんなら何も言うまい。あと僕は英語苦手です(英語のドキュメントは頑張って読みます)

あぁいきなり脱線してしまいましたね・・・。

さて4年前、僕は転職直前までパソコン教室を運営している会社に5年ほどインストラクター兼、教室責任者として勤めていました。ずーっと立ちっぱなしの仕事だったんで「長く続けるのはしんどいなー」と思ったのと毎日そんなに代わり映えしないのが退屈だったのと、週6勤務だったんでもっと休みが欲しかったのと、お金がもっと欲しかったのと、就業規則も見せてくれないくせに社の規定であーだこーだと言ってくるブラックな会社だったのでいつかやめようとはずーと思ってました。

辞める辞めるといいながらズルズル勤めてたら「転職するならするとはっきりしてくれないと困る!」と妻がお尻にガスバーナーで火をつけてくれたので一念発起して転職活動をちゃんとはじめました。

自分には何ができるかよくわからない状態でその時はエンジニアになりたいとはあまり考えてなかったんですが。あるとき、たまたま求人で「未経験でも研修からやります」みたいな 感じのコピーを見つけました。

ちょっとそのときは心躍りました。実は小学生のころはプログラマーになりたかったんですよね、ゲームが作りたかったんです。ゲーム好きな子ってみんなそういう時期あるよね。

高校で絵を始めてから文系に進んでしまったのもあってかずーっとその気持ちを忘れてました。それに世間一般のイメージと同じくエンジニアって理系の情報系の大学出てバリバリやってる人たちがブイブイ言わせてるんだろうとか、未経験だったら無理だろうと思っていましたし。

とりあえず説明会&プログラミング体験会というものをやってたので参加してみます。参加するまで気がつかなかったんですが、その会社は東京の会社でした。当時は大阪在住&新婚だったのでなかなかハードルが高かった・・。でも「引っ越してきてくれたら家賃半額負担するでー」ってありがたい話だったのでそれを交渉材料に妻に相談しました。

妻は悩んではいましたが「日本全国どこでもついていくよ」と言ってくれました。ほんと、マジでこのご恩は一生忘れません。そして無事内定をいただいて、その会社、「株式会社ラクス」のHR事業部(現在は株式会社ラクスパートナーズとして子会社化)に入社することに決めました。

よくSESと混同されがちですが一般派遣です、指揮系統はお客さんです、わかりやすくて良い。

家賃を半額負担してくれるというものの年収はたしか数十万下がりました・・。こっから頑張って取り戻していくんじゃーと研修中は必死で勉強します。当時はJavaを研修の題材にしていて2ヶ月ずっと給料をいただきながら新卒のように研修してもらいました。

が、最初の現場が案件の都合でなぜかしらんけどRuby。「やったことねーよー、営業の無茶振りかよー」と思いつつも日本人が作った言語だというのは高校生くらいからどこかで見かけてずっと知っていたので興味はありました。 最初の現場で結局ほとんどテスターみたいなことを延々やってたんですが、そのうちコードも書くことになるだろうからと同期と一緒に早朝6~7時くらいに出勤してRailsチュートリアルをやってました。お金ないのとからIDEのRubymineじゃなくて不慣れながらもVimでやるという自らハードモードでやってました。

まぁ結局あまり開発をやれなかったのとコードレビューを十数人で対面でギスギスしながらやる胃が痛いスタイルだったので「現場変えたいぜー」と会社に伝えて変えてもらうことに。が、しばらく決まらず・・。で、その時にたまたま上司から「営業先でバカにされたからReactやってみんなに教えたってよ(意訳)」みたいなことを言われたんで暇だったし「jQueryなにそれ美味しいの」くらいJavaScript苦手意識があったのでやってみることに。

当時は確か・・create-react-appが出るちょっと前で、記事も少なかったんだけれどいろいろと調べまくって「npmはなんかgemコマンド+bundler的なやつ」とか「どうやらwebpackというものが必要らしい」とか「ES2015とかいう仕様があるらしい」とか「babelでトランスパイルってことをやる必要がある」とか「Reduxってのがないとバケツリレーがつらいらしい」とか情報の断片をかき集めてなんとか簡易なアプリケーションを作れるくらいにはなりました。JS初心者からまともな教材もなかった(Reactの和書は情報が古かったし、しかも1〜2冊くらいしかなかったと思う)のによくやったなぁと今にしてみれば思います。おかげでJavaScriptはtc39/proposalsのリポジトリをワクワクしながら眺めるくらいには好きになりました。MDNとQiitaとその他いろんなブログに感謝です。

JSの勉強の途中で某大手コンビニチェーン関連のIT事業部の案件があったんですがその上層部がなんかもめたらしくってプロジェクトが一ヶ月で頓挫しました。

でそのうち最後の現場になるBUYMAを運営しているEnigmoさんにアサインされることが決まりました。そのころにはもうだいぶJSどっぷりでRubyというかRails忘れたなーと言う状態だったんですけど、簡単なチケットからちょっとずつやらせてくれてありがたかったです。

結局2年ほどその現場にいることになるんですが、割といろんなことをやらせてもらって設計から実装まで責任持ってやらせてもらえました。派遣だからどうこうってのが、ほとんどなくってみなさん分け隔てなく接してくれました、おかげで当事者意識持ちながらやれてたなぁと思います。

あと仕事が早いフルスタックなエンジニアさんがいて、僕より年齢が一回りも上なのに僕の意見も真摯に聞いて取り入れてくれて「神か!」って感じの人だったんですけど、その方と一緒にチームになった時は正直かなり勉強になりました。デキる人のレビューを受けたりレビューをしたりするのってめっちゃ勉強になります。

で・・そのうちプライベートでは子どもが生まれました。当時はパソコン教室時代の年収は超えてたし、Enigmoさんやラクスパートナーズには特に不満なかったんですが、通勤時間の関係でどうしても妻に育児や家事の負担が偏ってしまっていました。

通勤時間だけでも減らせればその時間で家事や育児ができるかなぁと思ってリモートワークの会社を探し始めます。

と、そんなタイミングで↓の記事がたまたま今の会社の同僚の目に止まったそうです。

tonchix.hatenablog.com

で、RailsGirlsのコーチのつてで連絡をいただき、なんかとんとん拍子に話がすすんで、技術課題もなんとかこなして、今年の2月から「しくみ製作所株式会社」で念願のリモートワーカーとして働いてます。やったね!

リモートワークができるなら年収下がってもいいかなーくらいに思ってたんですがなんと上がりました。月給はあまり変化ないんですが、ラクスパートナーズではボーナスがない給与形態(その分プロジェクトの単価と連動して給与が上がる制度だった)を選択してたので年収はボーナスの分めっちゃ上がりました。わーい。

派遣という身だったせいか自分のスキルに全く自信がなかったんですが、今のチームにはなんとか貢献できているようです。レビューで細かく指摘するせいか「とんちむリンター」と呼ばれることもありました。あとはJavaScriptで苦労した経験もいい感じに貢献に繋がってるきがします。

リモートワークはコミュニケーションが課題になるという話をよく聞きますが、オフィスで仕事してるときよりもかなりコミュニケーション増えました。きっとコミュニケーションを大事にしてる会社やチームだからだと思いますが。リモートだからやりにくいと思ったことはあまりないですね。

きっとこういうことなんだと思います。

今は通勤時間がないので朝(早朝5:30に子どもがのしかかって起こしてくる)から子どもにご飯あげたり遊んだり(無限に絵本を読まされる)保育園に連れていったり、昼やすみにちょっとした家事をやったりと以前よりは協力できてます。今日からは平日も僕がお風呂に入れることになるのでやること増えるけどまぁ可愛いので頑張れる。

プログラマーになる夢は叶えて、リモートワークの夢を叶えたので、次はいろいろと負担をかけてしまった妻に恩返しをしていきたいと思います。

あと子育てで土日忙しいのでリモートで勉強会とかできたらいいなぁと思っている今日この頃。某ねこさんに対抗してnerima.jsとかやろうかなー。